パルのエコ Vol.1
2014年3月24日 – 17:07平成26年3月
エアコンの省電力機器との交換によるCO2排出量削減率報告
本年度11月より事業所環境の改善と地球温暖化防止への貢献として、事業所で使用しているエアコンを省電力機器と交換し、CO2排出量の削減を試みています。
この手法は温室効果ガスである二酸化炭素を排出する要因の「電気使用」を減少させることによって、
エコロジーへの貢献とコストダウンの両効果を享受することのできるものとして近年普及しています。
この度の取り換え工事においては医療、福祉、子育て関連事業を対象とした
「堺市業務系事業所省エネ対策支援事業」による補助金交付を受け、
事業所としての負担を少なくしつつも私たち及び地球環境の将来を見据えた環境の改善を
行えたことを喜ばしく思っています。
CO2排出量(kg)とは
実際の使用電力量と電力会社より公表されるCO2排出係数を乗じた数値となります。
使用電力量(kWh) × CO2排出係数 = CO2排出量(kg)
CO2排出係数とは
CO2排出係数は年度ごとに各使用電力会社が前年度の実績を元に公表した数値となります。
2013年度は2012年度の情報を元に0.475(関西電力)という数値が適用され、CO2排出量が算出されています。
前年度は0.414でした。
数値は電力会社の運営状況により変動します。原子力・火力・風力・水力などそれぞれの稼働状況に大きく左右されるので、原子力発電の稼動が抑制された近年は、火力発電の比率が高くなったことにより大幅に係数が上昇しているようです。このほかCO2排出権の売買、排出権の取引による増減も加わって最終的に算出された係数にて計算することになっています。
実績資料
本資料作成時点でのデータ範囲は平成25年4月~平成26年2月となっています。26年3月の実績についてはデータがそろい次第追加で掲載することとします。
25年11月中旬に新機材と入れ替えたことによる効果が現れ、使用電力量については以後10%以上の削減率を達成しています。CO2排出量削減率については機材入れ替え以前は前年と比べ平均30%の増加をしていましたが、機材入れ替え後は平均0.8%ではありますが削減の方向へと切り替わっています。CO2排出率としてはおよそ38%の数値を改善しているようです。ただし、データの最終月の26年2月については数十年来の寒気によるものと思われますが、CO2排出量は前年比2.3%の増加となっています。
現在、機材入れ替え後については3ヶ月ほどのデータでしか見ることはできていませんが、これほど明確な差が現れているとなれば、この度の設備入れ替えでの効果は多大なものであったと認めざるを得ない結果となっています。今後も継続してモニタリングし、また普段においての省電力化対策についても更なる研鑚を怠らぬよう心がけたく思います。
使用電力の増減
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CO2排出量の増減
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